2014年1月16日木曜日

日本とスイス


観測装置担当の松尾です。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年は望遠鏡のファーストライトに向けて一気に加速する年です!ご期待ください。
 
さて、今日ご紹介するのは、少し前に行なわれたSwiss-Kyoto Symposiumでの出来事をご紹介したいと思います。
このシンポジウムは、2014年に日本とスイスが国交樹立150周年を迎えるのにあたり、スイス連邦工科大学チューリッヒ校、ロザンヌ校、チューリッヒ大学の3校と京都大学が研究交流を活発化させることを目的に、自然科学から工学にわたる16の分野で2日間にわたって共同研究に向けた議論が行なわれました。
その16の分野の一つにAstrophysis (宇宙物理学)があり、16の分野の1つで、私はその分科会に参加してきました。

詳しくはこちらをご覧ください 

 

私はこの3.8m望遠鏡と、その望遠鏡で太陽系外にある惑星を発見し、大気を調べる観測装置について紹介をしました。
狙いは、このシンポジウムの目的の通り、スイスの研究者とこの観測装置の共同開発を行うことです。実は、スイスは大陽系外にある惑星を最初に発見した国で系外惑星の研究が大変盛んです。
 今回、星・惑星形成研究の世界第一線で活躍している研究者が参加していました。
彼は、チューリッヒ校の星・惑星形成グループのディレクターで、そのグループでも太陽系外の惑星を発見するための観測装置の開発を行っています。彼は、3.8m望遠鏡の観測装置に興味を持ち、技術の一部を提供することを約束してくれました。

 シンポジウム後もその実現に向けて議論を重ねています。この3.8m望遠鏡の開発・観測を通して、日本という枠組みを超えて国際共同研究へ発展することを願っています。



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