光学など担当の岩室です。
現在、3.8m 望遠鏡で使用する分光器の開発を進めています。
などに進捗状況など挙げており、今後も追加していきますのでマニアックな方はご覧下さい。
で、今回はほぼ2年ぶりのお役立ち情報です。今回は何でもないケーブルの巻き方です。皆さん、長いケーブルをグルグル巻いて束ねたい事はちょくちょくありますよね。その際、いつも困るのが
1. ケーブルがねじれる
2. 解く際に先端が輪の中を通ると結び目ができてしまう
です。特に、巻き始めた側から解き始めるとちゃんと解けない事が多かったりするのですが、この原因は、どちらから巻き始めたのかよく分からない、という事も原因の1つとなっています。
そこで、これらの問題をどちらも解決する巻き方の紹介です。
まずは、以下の写真1のようにケーブル両端部を持ち、普通にグルグルと巻いていきます。最後には2つ折りになったケーブルの端が来ますが(写真2)、それを輪の中に1〜2回通してコネクタに掛けます(写真3)。この巻き方の良い所は、2つ折りにすることでグルグル巻いても折り返し点でケーブルのねじれが相殺し、ねじれが溜まりにくい(非常に長いケーブルや、固いケーブルはねじれますが)事と、どちらから巻き始めたかが一目瞭然でわかることです。
これにより、2つ折りになっている側から解けば絡まる事無くすぐに全体を伸ばすことができます。AC アダプタのような大きなものが付いている場合には、小さいコネクタの方だけに2つ折り部分を掛けます(写真4)。柔らかくて長いケーブルほど、この巻き方が有効になりますので、そういうケーブルを見かけたら試してみて下さい。但し、この巻き方の欠点は2つ折り部分がかなりの角度で折れますので、この部分だけケーブルの劣化が早まる事です。曲げに弱いケーブルはこの巻き方は避けて下さい。
0 件のコメント:
コメントを投稿