リーダの長田です。
表題とは全然違うところから漂ってきて全然違う終点へと漂って行ってしまうのが私の文章で、今回もそうなのです、すみません。電波天文学の偉い先生がおられました。とってもとっても面白いオジサンという容貌やら話し口だけでなく、私は心から尊敬しておりました。
いくつもの語録があるのですが、その中から一つだけ。
車を買うなら絶対に新車だ、3年かそこらで乗り換えて行くんだ、という人たちがいる。日進月歩の技術の最新のものでなくっちゃ、他人が乗っていた車になんか乗れるか、自分の好みのオプションや色を自由に選べる、売って買い換えて行けば結局安くつく・・・。一方、車を買うなら絶対に中古車だという人たちがいる。掘り出し物を見つける楽しみがいっぱい、納車まで何か月も待つなんて耐えられない、買った瞬間に何十万円も市場価値が下がるようなものに100万も200万も投資なんてできるか・・・。そしてどちらの人たちも必ず言うのだ、中古車(新車)を買うやつの気が知れない。だけど、ちょっと考えてみてほしい。そういう「やつ」がいるからこそ、あなたのカーライフは成り立っているのですよ。
さて、結婚式の披露宴で新郎新婦の面白いエピソードが聞けるのはとても楽しいもので、そういうのがなかったら披露宴に行く魅力が半減すると思います。これは皆さん同意してくださると思います。ただ、招待状にスピーチをお願いします、と書かれていたら、10月2日のブログの山本さんならずとも「スピーチ前はテーブルに並ぶフルコースの味も分からなかった」という状態になりません? ホントにあれだけはやめてほしい。
また話題は変わって、日本赤外線学会というのがありまして、その定例の「研究発表会」に10月26日に行って来ました。若い人の発表を中心としてポスター講演があり、そのかなりの部分が「講演番号[Px]の前に☆がある講演は,優秀発表審査の対象です.」となっています。そしてポスター講演に関しては、最後に優秀発表を表彰してお開きとなります。優秀発表賞を受賞するのは栄誉なことだし、私たちもそれを見ながら「うんうん、あのポスターは良かったな」というのも楽しみです。ただ、その段取りをつけて審査をするのはホントに大変なことであります(私は表彰委員会に属してます!)。
審査されると言えば、私たち研究者にとっては科学研究費。その締切が最近ありましたが、審査する側というのもきっと大変なんでしょうねえ。それだけじゃなく、論文のレフェリーにしても、結局は研究者がお互いに労力を割き合ってピアレビューというのをしているわけです。自分のことだけを考えて一所懸命に申請書を書いているとたぶんダメで、審査する立場の人は大変だろうなあ、そういう人にどうわかってもらおうかなあ、ということまで考えて書けば、良い結果につながりやすいんじゃないでしょうかね。
さらに、私たち人間というのも宇宙に属しているはずなんで、こういう望遠鏡を作ってこういう装置を作ってこういう観測をすれば、宇宙はその秘密を明らかにしてくれるんじゃないだろうかなあ、と思って研究してるんですけどねえ。宇宙のことが良くわかってないからでしょうか、なかなかその魅力を私たちに簡単には教えてくれないですねえ、そこがまた魅力なんですが。
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