リーダの長田です。
初めてオーケストラのコンサートに行って感心したことの一つは、バイオリンの弓がきれいにそろって上下することでした。そこで、中学生の頃に読んだ話を・・・。
その弓の上下のさせ方、アップのボウイングとダウンのボウイング、によって音楽の表情は変わってくるそうです。コンサートマスターあたりがそろえるとのことですが、かのNHK交響楽団のとあるコンサートマスターが、何とかオーケストラの力量を上げたいと、凝ったボウイングをいろいろ工夫したにもかかわらず、なかなかうまく行かず悩んでいたとのことです。そこである日、素人でも弾けるようなきわめて平易なボウイングに変えてみたところ、NHK交響楽団は見違えるようなすばらしい響きに生まれ変わったとか。
ところで、私はいろいろサボっていてここしばらく外国での観測や研究会にあまり行けていません。南アフリカ共和国で名古屋大学などが運営して大成功している赤外線望遠鏡IRSFへと行って30回近くも入国スタンプを押してもらっていたのがウソのようです。英語圏の国に限ると、調べてみたら2007年5月の南アを最後に、それ以来行っていないのです。 今度3月に、そのIRSFのために南アフリカ天文台長との話し合いに行く研究者に随伴して南アを再訪しようと思っています。(南アフリカ天文台には、分割鏡方式の望遠鏡の先輩SALTという大望遠鏡があります。そちらの方は必ずしも大成功とはいっていないようですが、他山の石とすべく情報収集もとても重要です。)やっぱり四六時中しゃべるようなことをしてないと、英語もさびついてるんとちゃうかなあ、と心配になってきました。
そこで冒頭の文句ですが、ラジオの「入門ビジネス英語」の1月14日分から取ってきました。この番組、こういうきわめて平易な表現を15分間にわたってやってくれます。中学生でもわかるような単語ばかり使った一文を延々とやるのでとても取っつきやすいのですが、それを口に出して言っていると、何だか英語がうまくなってきた気がしています。しかも、冒頭の言葉に関して「This phrase shows others you're giving them priority, making them
feel important、悪い気分がするはずないですよねえ」などという教訓までついてきます。ただ、問題は、アイルシートゥーなどとつぶやいているオジサンを京都市バスに乗っている人たちがどう思っているかが心配だということですが。
(写真説明)
上記に適切な写真がないので、12月に京大の品川オフィスで講演した「京大の知」シリーズ13「宇宙に新たな知を求めて」で撮ってもらったものを添付します。この講演、柴田一成台長はじめ宇宙ユニットの皆様に御推薦いただいて行って来ました。この望遠鏡での研究についてしっかりしゃべって来ました。(京大の渉外部が週刊朝日やアエラにも写真付きの広告をだしていたので、パラリンピックの佐藤真海さんの記事と向かい合う形で載っていて、ミーハーの私は思わず買ってしまいました!)
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