プロマネの栗田です。
日本海の岬をめぐるバスに揺られて京丹後の間人小学校に出前授業に行ってきました。間人は「たいざ」と読み、難読文字で有名なようです。聖徳太子の母君の間人(はしうど)皇后が訪れ、この地を去った(退座)ときに由来するとか。バス停まで迎えに来てくださった職員の方も岬の上のほうを指さして、ここには母君のお墓もあると説明してくれました。校舎も周囲の家々も日本海にせり出した岬の傾斜部に張り付くように建っています。近々となりの小学校と統合するとのことで、校舎は新しくとても立派でした。校舎の2階の廊下は窓が広く、日本海をどの教室からも眺めることができるようになっています。生徒に「雪は降りますか」と訊くと「たくさん降りますが、あまり積もりません。すぐ風と潮で流されます。」と眼下の磯と道を見ながら教えてくれました。夏の風景からは想像できない厳しい冬があるのだなあと思いました。
授業は3年生20名と4年生8名にむけて星やブラックホールの話をしました。最近はyoutubeに素晴らしいコンテンツがたくさんあり、それらを見せると驚きやため息、歓声で大騒ぎです(やはり、映像には適いませんね)。1時間15分と小学生にしては長め授業でしたが、たくさん質問も出て生徒も先生も楽しんでくれたのではないかと思います(大学生に講義するより、やりがいがありますね)。
授業を終えて、職員室に(数少ない)バスの時間を確認するとあと数分だったので、ほとんど挨拶もせずに猛烈ダッシュでバス停に向かいましたが、見事に乗り遅れました。
校長室の横にあった生徒と先生らによる人文字の写真 |
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