2020年7月22日水曜日

花山天文台支援のためのクラウドファインディングが始まります!



こんにちは。サイエンス担当の野上です。

 

2020728日に花山天文台を支援するためのクラウドファンディングが始まります。URLhttps://the-kyoto.en-jine.com/projects/kyotodaigakutenmondai
です。ただし、開始日の728日までは上記URLは無効です。


 

岡山天文台の設立に伴い、附属天文台としては花山天文台の運営費の大部分をそちらに回すという決断を行ないました。そのため花山天文台は苦境に陥るわけですが、その中で、設立90年を超える歴史ある天文台の維持、さらには教育・アウトリーチ活動の拠点としての発展を目指して、様々な方々、自治体、団体の方々と努力を続けてきています。今年の1月には掛け値なしの世界的スーパースター、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイ氏が花山天文台を訪問され、心温まる応援メッセージを下さったことが新聞やニュースでも取り上げられました。その時の言葉、「Keep Kwasan Alive!」は私たちの合言葉になっています。これを実現する取り組みの一環として、京都新聞社さんにご協力いただき、クラウドファンディングが始まります!

 

クラウドファンディングのタイトルは「91年の歴史を持つ京都大学花山天文台に、花山宇宙文化センターを作りたい。」です。説明文の最初は、「アマチュア天文学の聖地と呼ばれる京都大学の花山天文台。 91年の歴史を持つこの天文台に、次世代の天文教育の拠点となる花山宇宙文化センターを作りたい。国からの補助金が減る中で、持続可能な形で宇宙文化教育の拠点として次世代に受け継ぐことを目指したプロジェクトです。この国の宇宙文化教育を維持するためご協力ください。」で始まります。ご賛同いただけます方は、是非ご協力ください!

 

最終的な目的は花山宇宙文化センターを作ることにあるわけですが、第1回は期間を10月一杯までの約3か月とし、家族で楽しめる小冊子「うちゅうぼん」の制作、様々な展示の充実、公共交通機関でのアクセス確保のためのバス停の設立などのため、300万円を目標額と設定しています。これが達成できれば、第2回、第3回と行なっていき、支援してくださる皆さんと少しずつ進めていければと思っています。

 

花山天文台の宇宙文化センターは、普通のプラネタリウムや科学館では難しい、京大の研究者の全面的なバックアップに基づいて最先端の天文学に一般の方が気軽に触れられる場所となり、「文化としての宇宙」の発信を行ない、次世代を担う子供たちが宇宙、自然、科学、技術に興味をもつきっかけを提供することを目指します。このクラウドファンディングは直接的には花山天文台の支援ですが、それは岡山天文台と飛騨天文台の支援につながりますし、長期的な観点では日本の天文学、学術、そして文化の発展に資すると考えていただけますと幸いです。

 

最後にもう一度合言葉、Keep Kwasan Alive!


写真は、ブライアン・メイ氏来訪の際の、
花山天文台支援関係者で45㎝屈折望遠鏡を取り囲んだ集合写真です。











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